走った時間よりも、ガレージに戻ってから考えている時間のほうが長い。あのコーナーでなぜ力んだのか、いつもと違う感触はどこから来たのか、次に触るとしたらどこなのか。
そういう時間まで、バイクの楽しみだと思っています。
PITBOUNDは、私がバイクと向き合う日々を残すためのログブック。中心にいるのはDaytona 675。ツーリングも、ガレージで手を汚すことも、サーキットで頭を悩ませる日も、ここでは一つの履歴としてつながっていきます。
記事にするのは、答えだけではありません。交換した部品と走行距離、作業にかかった時間、セッティングを変える前後の感触。できるだけ自身の考えと写真を添え、その日の記憶を残します。
「今はこう考えている」と言える場所にしたい。速さや上手さを見せるためではなく、試して、迷って、少しずつバイクと友達になる過程を共有するために書きます。
ガレージ(ピット)は、走りを終える場所ではありません。次に走り出すために、マシンと自分を整える場所です。PITBOUNDという名前には、その時間を大切にしたいという気持ちを込めました。
走って、直して、考えて、また走る。
ここから、バイクと一人の履歴を始めます。
